30歳の中頃を過ぎた頃から、スポーツ前に必ず行っている事があります。
若い頃は何も考えず、アップもそこそこにマックで体を動かしていたのですが、周りの同世代の方々の怪我を目の当たりにし、自分でも何か怪我の予防をしなくてはと思い出しました。
仕事がありどうしても平日にスポーツを楽しむ事が難しく、メンバーが集まれるのも土日・祝日になってしまいます。
グランドやコートが必要なスポーツの場合、早朝の予約を取るのが一番取りやすくなります。
練習 & 試合開始の最低2時間前には起床し、食事を済ませユニフォームに着替えたりしする事になります。
私の場合、お腹が一杯だと体が重く思うように動けないので、朝食はそれ程沢山食べないと言うか、ほとんど食べません。全く食べなくても全然大丈夫です。
グランドやコートを借りている時間が限られますので、どうしてもアップに掛けれる時間は少なくなってしまいます。
場合によっては直ぐにマックスで動かなければならない場合もあり、不意のちょっとした動きで腰や足の靱帯を損傷してしまう可能性もあります。
グランドやコートに着く前に、ある程度までのアップを行う事を考えましたが、年も年なのでアップのやり方によっては疲れてしまい、その後のプレーに支障を来す可能性もあります。
仮に朝起きて直ぐ散歩がてらに、近くのパン屋さんへ朝食のパンを買いに出かけたとします。
誰もパン屋さんへ行くのにわざわざ、ストレッチやアップはされないと思います。何もせず歩き始めると思います。
パン屋さんから返って来て、「ああ今日はテニスの練習日だから、ちょっとストレッチでもしておこうか?」とアキレス腱を伸ばしたとします。
この場合、少しでも歩いた事により、いつも寝起きのままにストレッチするよりも、アキレス腱の可動域が大きい事に気づくと思います。
歩くだけでもこれだけの可動域が必要になるのなら、走ったりするにはもっと大きな可動域が必要になる可能性があり、また急に大きな力で可動させた場合に、腱や筋に大きな負担を掛ける事になってしまいます。
出来る限り疲れず効果のある方法をと考え、スポーツ前のシャワーをしながらのストレッチを行う事にしました。
現代では夏でもエアコン等で体が冷え固まっています。
まずは、朝起きて冷え固まった体をシャワーで温める事から始め、肩や腕、太ももやふくらはぎをさすります。必要に応じて各部位をマッサージする日もあります。
この時も冷え固まった体を直ぐに動かす事のないよう、ゆっくりと少しづつで良いと思います。
一通り体が温まってきたら、手首や肘肩の軽いストレッチを行い、腰を捻ったり前後に屈伸し、最後にアキレス腱を数回に分けて伸ばし屈伸を行います。
各部位の軽いストレッチを行う場合には、シャワーをその部位に当てておく方が効果が高いと思います。
これで全ての怪我が防げる事は不可能ですが、ある程度の下準備の出来た体に持って行けるようにという事を第一に考え行っております。
事前にこういった時間を取る事により、自身の体のチェックにもなりますので、不安がある部位が見つかった場合には、無理をせず休むと言う事もありだと思います。
冬の寒い時期には、シャワーを浴びて直ぐに外出すると風邪を引く可能性もあると思います。夏は夏で、汗だくのまま外出する事のないよう、シャワーしてから外出する迄に一定の休息時間を設ける事も考えておく方が良いと思います。